Service

品質管理業務

Quality control work

製品および建物の状態が適正な状態にあるかどうかの判断を行います。
結果は書面で通知され、証明書として使用することが可能です。

建物配筋調査

Building alignment servery

鉄筋コンクリート構造物などの建物が図面通りに配筋されているのか、コア穿孔工事やアンカーなどの施工時に鉄筋の切断を防ぐための防止策として用いられます。

その他検査

Other survery

当社ではさまざまな製品および建物の検査が可能です。非破壊検査のご依頼は当社にお任せください。

各種非破壊検査

Non Destructive Testing

クライアント様よりご依頼がありました製品および建物の検査を行います。
製品および建物の状態に合わせた最適な検査方法をご提案いたします。

Non-Destructive Testing

世界的に非破壊検査の技能者
技術者の資格規定としてISO9712が定められており、日本ではこれを元にJIS Z 2305「非破壊試験-技術者の資格及び認証」によって、放射線透過試験、超音波探傷試験、磁粉探傷試験、浸透探傷試験、渦電流探傷試験、ひずみ測定の計6分野毎にレベル1/レベル2/レベル3の資格認定が定められています。
毎年春と秋の年2回実施される試験では毎回12000人ほどの受験者がおり、合格率は50%/30%/20%程度となっています。合格者は登録することで有効期間5年間の資格を得ることになり、5年後に1度書類上で更新することでさらに5年間資格が延長されます。
更新可能なのは5年目の1回のみであり、10年後には有効期間が切れるため、それ以降も資格を得るには再認証試験の受験と合格が必要になります。

非破壊検査とは

機械部分や構造物、構造物の溶接線上等の有害なきず(割れ、ブローホール、ラップなど)を、対象物を破壊することなく検出する技術のことです。
対象物内へ放射線や超音波等を入射して内部のきずを検出したり、表面近くへ電流を流して表現きずを検出したりします。
また配管等の内部腐食等の検査も非破壊検査に含まれます。

非破壊検査

非破壊検査の目的

  • 機械部品、構造物等の信頼性を確保する
    「信頼性」は「信頼度」という数値で表現され、信頼度は一定期間内に所期の性能を満たすことができる確率であり、100%を上限値に次式で表します。
    この信頼性を確保することが最大の目的です。
    信頼度=実際に稼働した時間÷期待された稼働時間
  • コスト低減
    不意の故障で装置や設備が使用不可能となることによる経済的損失と、それを原因とする事故によって失われる多様な損失を回避する目的を指します。
  • 製造技術の改良
    不具合を正確に知り、製造工程へフィードバックすることで製品の製造技術の改良を図ることを示します。

「きず」について

非破壊検査では「きず」と「傷」は区別されて表記されています。「きず」は非破壊検査で見つけ出された意図しない不連続部を意味します。
「傷」や「欠陥」という言葉は一般にその存在自体が直ちに有害であり、対象物の検査結果の合否の判定が出るまでは直ちに有害とは言えないため「傷」と同様に注意して使用され、検査の結果として「きず」と表記される「きず」が「欠陥」と呼ばれます。

一般的な非破壊検査手法

目視試験VT:Visual Testing

VTと略称される目視試験は、人間の目で見て観察する試験方法です。特別な手段を用いることなく外観から大きなきずを発見できます。日本ではVTの資格は存在しませんが、非破壊検査技術者には近距離視力が必須条件とされています。目視試験としては、直視する他に鏡、CCDカメラといった道具を用いて間接的に観察することも行われます。

目視試験

放射線透過試験RT:Radiographic Testing

放射線を透過して、溶接の溶け込み不良やブローホールのような体積をもつ内部きずの検出を目的とした信頼性が高く一般的な検査方法です。しかし、素材表面に発生する高張力鋼の溶接部の遅れ割れのような微細な表面きずが検出されないこともありますので、磁粉探傷試験等の表面きずの検出判定結果はフィルムとして残ります。

超音波探傷試験UT:Ultrasonic Testing

超音波を使用し、材料内部の面形状を持つ割れ等の内部きずを検出する手法です。欠陥の形状を判定することはやや困難といえます。最近では、フェーズドアレイ探傷法やTOFD法などが開発されており、送信・受信波形を制御し、得られた超音波受信信号から画像化や数値解析を行うことによって、きずの寸法や形状を測定できるようになりました。

放射線透過試験

渦流探傷試験ET:Eddy Current Testing

ETは高周波電流を流した探傷コイルを検査表面に接近させることで、検査表面に渦電流を流し、表面および表面直下の欠陥が原因の渦電流の流れ難さや位相変化を電磁誘導の変化として健全部と比較判定します。不電伝導体や内部きずの検査は適用負荷です。また、導電率の違いにより渦電流の流れやすさが変化するため、金属材料の合金判別にも使用されます。

渦流探傷試験

磁粉探傷試験MT:Magnetic Particle Testing

MTは磁性金属の表面および表層に発生した表面割れ等のきずの検査に適しており、表面開口きずおよびごく浅い内部きずの検査が可能です。

浸透探傷試験PT:Penetrant Testing

PTは材料表面に発生した表面開口きずに浸透液を浸透させ、毛細血管現象により表面を吸出し、拡大されて現れた指示模様を観察して表面きずを調べる方法です。材料の表面粗さの影響を受け、表面粗さの粗い場合は適用困難です。発泡体や内部きずの検査は適用不可です。

浸透探傷試験